怖くない怖い本

「怖い絵」1~3巻(中野京子)

タイトルには「怖い」とありますが、とりあげられている絵画のほとんどは、
誰でも1度は見たことがあるような有名なものが多く、
寓話的な意味の怖さであって、内容は西洋美術解説書です。
あるいは教科書に書かれていない西洋史。

怖いもの見たさの興味はあまり満たされませんが、
世界史が苦手な私には、知らない話ばかりで面白い本でした。
日本人にはなじみが薄いギリシャ神話や聖書の逸話など、
海外ミステリーを読む上で参考になる解説も多かったです。

例えば、ジョセフィーヌの肖像画で見るシュミーズドレスの裏話。
ある映画を見ていたら舞踏会に出てるレディが全員このドレス姿で面白かった。

レッドドラゴン、ユーディトの逸話も、あらためて意味がわかりました。

それにしても西洋画の細密描写って、すごいですね。
偏執的というか、執念深いというか、微細にわたる描写。
そこまでリアルに描かなくても、絵画として成立すると思うんだけど。

肖像画では、リアルに描きすぎて返品されることもあるとか、わかるわ(笑)

印象派が登場する意味が納得できてしまったり、
日本人は印象派が好きなことも納得。
だって、あんな細密描写の絵を部屋に飾ったら、頭痛くなる(笑)

3巻で完結らしいけど、もったいないですね。

(1巻に1作くらい、ギャッと言いたくなる絵もあるのご注意)

怖い絵
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著者:中野京子出版社:朝日出版社サイズ:単行本ページ数:246p発行年月:2007年07月この著者の


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