この本を読むには15年遅かった。
いやもっと・・・(^^;)
裏表紙には「青春ファンタスティック・ミステリ」と書いてあるけど、
「ファンタスティック」という印象ではなかったですね。
もっと重苦しい内容を含んでいます。
主人公は母子家庭に育つ14歳の少年。
その少年の親友の家が放火され、親友は焼死してしまう。
偶然少年の手に残された親友の携帯電話に、死んでしまった本人からメッセージが届く。
それは不審火の謎を解いて欲しいという頼み。
使者からのメッセージという不条理で始まるけど、
謎解きの過程はふつうの推理。
ただ近未来的ではあります。
要するに「君は君のままで充分価値がある」というお話です。
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